浮世絵学04/(國貞、國芳、豊國3)版下画稿B(未刊行)41点 旧・林忠正所蔵、筆耕が絵師の裏方 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/95038
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1982-04-29現在(2023-03-27更新)

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人)

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜


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G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)  Guide

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R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)http://www.ukiyo-e.co.jp/88211

 

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V浮世絵学 ミニ動画     Mini-film, about 5 minutes 

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,263項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

2018 SAKAI gankow

 

2020 SAKAI kunio

 

 
*ファックス、使えません。
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(國貞、國芳、豊國3)版下画稿B(未刊行)41点 旧・林忠正所蔵、筆耕が絵師の裏方 
・改印を受け、刊行直前で、未刊行となった作品もある。
・私の祖父・酒井庄吉(1878-1942)が、旧・林忠正(1853-1906)所蔵品を譲渡された。
・(絵師)これらの版下画稿は、薄美濃紙(うすみのがみ)に描かれている。
・薄美濃紙は裏表が解り難いほど薄い。墨で描かれている紙面が表である。
・何かの理由で未刊行のまま、画稿が遺った。絵師の絵筆(えふで)の息遣いを感じることが出来る。
・構図など、納得のいかない部分に丁寧に紙片を添付し、補修している。
・(絵師)版下絵は、絵師の筆致がそのまま表われている、もっとも大事な作品である。
・版画で彫られた均一な調子と違い、線描の肥叟(ひそう)を感じることが出来る。
・絵師の筆遣(ふでづか)い、そのまま濃淡、強弱を表している。
 
・(筆耕)重要なことは、絵師の助手として、筆耕が文字(詞書)を清書していることが見てとれる。
・絵師は全体の構図などを線描で、素早く描く。*線描は英語に訳す場合、drawing が良いだろう。
・つまり、詞書はむろんのこと、背景の景色の樹木、屋内の調度品、人物の着物の文様などは描いていない。
・筆耕が、これらを描くのである。筆耕が総て描き終えれば、版下は完成したことになる。
・女性の顔に、薄紅を施している。髪飾り、半襟なども紅が塗られている。
 
・(彫師)版下が完成すると、彫師は裏返しにして、丁寧に板木に貼り付ける。失敗は許されない。
・彫師の親方が、主版(おもはん)、基本となる輪郭線を彫る。最も難しい技術が要求される
・その後、校合摺(きょうごうずり)を造り、色板を必要な枚数だけ造る。
・彫師の弟子が、色板を手分けして摺っていく。完全な分業である。
・親方が色板まで彫っていては時間が掛かり過ぎる
 
・(摺師)墨板から順序好く、色板を摺りあげていく。
・日一杯(ひいっぱい)、つまり一日、一版(同じ色板で)を200枚ほど、仕上げる。
・色の数だけ日数、手間が掛かる。
・むろん生紙(きがみ)では摺れないので、予め、湿して置き、前箱に入れ、一定の状態に保つ。
 
 
 
ナB01 美人、侍女
 
 
ナB02   赤子と母親、透かしもの、真夏。哥麿を手本としているか。
 
 
アB03 役者、美人
 
 
アB04 藝者、酔ったか。襟、座った足を補正
 
 
 
アB05 御殿女中 短冊
 
 
 
アB06 鍋で煮物、炎の表現、
 
アB07 水盤
 
 
アB08 役者
 
 
アB09   七種(ななくさ)
 
 
アB10 起き上がる
 
 
アB11 格子
 
アB12 提灯 半身裸
 
 
アB13 鍋の湯気
 
 
アB14   漁師の網、絵師は美人と構図、網の細部は筆耕が担当
 
 
アB15 水垢離(みずごり)
 
 
アB16  國芳/(美人、あやめ) 林忠正[印]
 
 
アB16a   國芳/(美人、あやめ) 林忠正[印]
 
 
ナB17  美人、驚き転げる
 
 
アB18  御殿女中、二階から通りを見る
 
ア0B19 丸い輪 袖も修正
 
 
アB20 寺院の廊下、欄干 
 
 
アB21 乙姫、侍女
 
 
 
アB22 母、娘
 
 
ナB23 屋形舟に乗り込む *表裏、解り難い
 
 
 
ナB24 美人、屋形舟に乗り込む *表裏、解り難い
男、屋形舟を引き寄せる
 
 
 
ナB25 藝者、初日の出、洲崎
 
 
アB26 焚き火、一人は眼に病い 
絵師は、眼病の女性を
どのような意図で描いたのだろう。
 
 
 
アB27 母子、赤子は寝ている。寝ている表現が巧い。真夏
 
 
アB28 柱を拭く 桶の水
 
 
 
 
ナB29 國芳/美人、虫籠を吊す *Y
 
ナB30  國芳/庭前美撰花 改寅 (御殿女中、罌粟)
 
 
ナB31 國芳/(美人、座敷の庭先に座る)
 
 
アB32  御殿女中、猪口を差し出す
 
 
アB33 少女は提灯、美人は薬罐と箱?
 
 
アB34 女性、腰を曲げ、笄
 
 
アB35 瓜(うり)を剥く
 
 
 
アB36 稲扱(いねこ)き
 
 
 
アB37 背中の灸(きゅう)
 
 
アB38 藝者、團扇(うちわ)
 
 
アB39   雷光、雨戸。絵師の筆使いが好く解る。雷光の筆致に絵師の息吹
 
 
 
アB40 女性、猪口を差し出し、酒を所望している
 


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