浮世絵学01/落款(しゅんしょう)_2024-09-29春章(1743-1792)(50*)/総目録_1087項目 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) http://www.ukiyo-e.co.jp/10793
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1982-04-29現在(2024-09-29更新) 

浮世絵学:ukiyo-e study  浮世絵鑑定(肉筆浮世絵、錦絵):judge

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

酒井 雁高(がんこう)(浮世絵・酒井好古堂主人) 

*学芸員 *浮世絵鑑定家 📞 Phone 03-3591-4678(東京・有楽町)

酒井 邦男(くにお)  酒井好古堂・副代表    *学芸員     *浮世絵鑑定家

100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14(東京・有楽町 帝国ホテルタワー前) 

日本最古の浮世絵専門店

1803葵衛(齋藤秋圃)/葵氏艶譜


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G浮世絵学00 御案内 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂)  Guide

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R浮世絵学00/複製・復刻 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂) Copy and Handmade reproduction 

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V浮世絵学 ミニ動画     Mini-film, about 5 minutes 

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*1946、私、酒井雁高(がんこう)、(戸籍名、信夫のぶお)は、酒井藤吉、酒井十九子の次男として生まれた。生まれた時から、浮世絵に囲まれ、浮世絵博物館に組み込まれていたように思う。1966、兄・正一(しょういち)が冬山のスキー事故で死亡。いきなり、私に役目が廻ってきた。それにしても、子供が先に亡くなるとは、両親の悲しみは察して、余りある。母は、閉じこもったきり、黙ったままの父に、何も話すことが出来なかったという。

*1967、私は大学の経済学部を卒業し、すぐ文学部国文科へ学士入学。何とか、源氏物語など、各種日本文学、江戸文学も多少、学ぶことが出来、変体仮名なども読めるようになった。http://www.ukiyo-e.co.jp/wp-admin/edit-comments.php

*1982年以来、浮世絵博物館と一緒に過ごしてきた。博物館が女房替わりをしてくれたのかも知れない。

*それでは子供、というと、これら浮世絵学、1,396項目であろうか。一所(浮世絵学)懸命、学問としての浮世絵学を成長させてきたつもりである。今後も、御支援、御指導を賜りたい。2021-06-20酒井雁高・識

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日本で最古の浮世絵専門店。幕末の開明思想家・佐久間象山(1811-1864)(しょうざん)が、酒井義好(1810-1869)*よしたか の書齋を「好古堂」と命名しました。1982、酒井藤吉(とうきち)・十九子(とくこ)、酒井貞助(ていすけ)・富美江(ふみえ)、酒井泉三郎(せんざぶろう)・美代子(みよこ)らは、好古堂蒐集品を基として、父祖の地、松本市郊外に、日本浮世絵博物館を創立しました。

父・藤吉が亡くなってから、酒井信夫・雁高(がんこう)、そして酒井邦男が継承し、世界各地で65回の浮世絵展覧会を開催して今日に至っています。皆様のご指導ご鞭撻を御願い致します。

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 *Sakai Kohkodou Gallery  酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人) Japanese Traditional Woodblock Prints  

SAKAI_gankow, curator, professional adviser of ukiyo-e

2022 SAKAI, gankow   酒井雁高

 

2018 SAKAI gankow

 

2020 SAKAI kunio

 

*ファックス、使えません。

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春章の生年は、享年(50)より、1743と確定(*画師冠字類考) *没年は1792。

春章(1743-1792)は、役者の細絵が中心。しかも、外題(げだい)、内題(ないだい)の役名、役者名が刻記されていないので、特定し難い。

一応、便宜的に纏めたDBを貼付ける。恐らく、この数倍以上の作品があったことは確実であるが、殆ど失われた。

◎春章/伝記集成 *春章、享年が50と判明した

1743-1792(50) *画師冠字類考

2021-08-10春章(しゅんしょう)/伝記集成_16項目

2019春章(しゅんしょう)/伝記集成_15項目

*役者絵、また美人画も描いているが、俳諧の俳名、曲朗井(きょくろうせい)は素外の弟子であることを示している。

春信(1725-1770(46) 鈴木~  *春信は、素外よりも8歳、年長。

素外(1734-1823(90)

重政(1739-1820)(82) 政演(京伝)、政美(蕙齋)は浮世絵の弟子。

春章(1743-1792)(50) 旭朗井 これは素外の一陽井(いちようせい)に倣った。江戸方角分に、勇次郎。

文調(1748c-1790s)とも親しく、分担作品(絵本舞台扇)を描いている。文調の生没年が判明しないが、続絵本舞台で、文調+春章の準に書かれているいるので、文調が年長ということになる。

◎春章/総目録

2024-09-25春章(しゅんしょう)/総目録_1,166項目

2022-03-12春章(しゅんしょう)/総目録_1111項目

2022-03-12春章(しゅんしょう)/総目録_1111項目

*少し、総数が減った

2021-11-13春章(しゅんしょう)/総目録_1140項目

*未整理、不統一 無外題、無版元、無内題が多く、文字情報で整理し難い。

細絵は通常、三枚続で、殆どが失われている。実数は、この数倍となる可能性がある。

1765c(明和2頃)/春章 間1 落款:勝春章画 この作品は極く初期の美人画

1770c(明和7頃)/春章画 間1 (中村富三郎、まんぢう、ひうがや、天秤棒)(市村羽左衛門、伊勢屋) *外題が解らない

落款:春章画 刊年:安永(1773) 間1    外題:(中村富十郎、市村羽左衛門)

板元:無版元 内題:[満んぢふ ひうがや(天秤棒]、[伊勢屋]

2021-09-22春章(しゅんしょう)/総目録_間1_8項目  

*間版(あいばん)、私の調査では8点 林忠正印が押印されている。これまで未記録

落款は行書体で、コナレテいる。1771-1773(明和末から安永初期)か

1770(明和7)/春章(1743-1792)+文調(1748c-1768-1773-1790s) /絵本舞台扇 春章27歳の作品

1774(安永3)春章(1743-1792)(50*)/錦百人一首あつま織 外題(錦百人一首あつま織) 酒井雁高(浮世絵・酒井好古堂主人)

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1770s-1780s春章(1743-1792)/中1/深川八景 *七場所の内、六つ判明。

2019春章/中1/深川八景_6項目   *湖龍/風流深川八景も参照

三十三間堂夕照 しほ浜の秋月 すさきの帰帆 土橋ノ晴嵐 二軒茶屋ノ暮雪 やくら下の晩鐘

もともと、富岡八幡宮を中心とした門前仲町は、1770s安永、1780s天明期に栄えた。1842(天保13)、岡場所取り払い令で壊滅した。さて、後の二つの内題は何処か。深川七場所は、仲町、土橋、新地、石場(新石場、古石場)、表櫓(おもてやぐら)裏櫓(うらやぐら)、裾継(すそつぎ)、佃新地である。


落款:春章画 刊年:明和(1770s )判型形態:中1  

外題:深川八景 板元:無版元 内題:土橋ノ晴嵐

春章は役者絵と決まっているが、美人画も描いていた。この座っている武士の煙管を加える口元、脚、手の位置も、なかなか巧い。

*まだまだ未入力の作品がある。外題、版元、内題が確定できず、しかも細絵などは全体を把握できない。

2016春章/大版ほか総目録

2016春章/間版総目録

2016春章/中版総目録

2016春章/細絵総目録

2016春章/小版総目録

2016春章/柱絵総目録

2016春章/版本総目録

2016春章/版本_編年順 艶本を含む

初期に、林屋の印判(壷印)を使ったという。

しかし林屋七右衛門という名前は、地本問屋、書物問屋で検索できない。

つまり、書籍とは無関係な店で働いていたか。林は、本姓かも知れないが、確証はない。

また特定の師弟関係も不明である。強いて云うならば、俳諧仲間の援助があったか。

島妍齋に師事して、宜冨(ぎふ)という俳名を受けている。

谷素外(1734-1823)(90)に師事して、旭朗井という齋号を受けている。

従って、これまでの生年は誤認。正しくは1743年、享年50である。

「朗」は、その性格を素外が見抜いて、名付けたか。

旭朗井は、談林派の谷素外の号と関連があるに違いない。

ほかの初期浮世絵師も、編年順に表示しておく。

政信(1686-1764)(79)

清倍(1694-1716)(23) *きよます

重長(1697?-1756)(80s)

清倍2(1706-1763)(58)

雪鼎(1710-1786)(77)

豊信(1711-1785)(75)

春信(1725-1770)(46)

豊春(1735-

清満(1735-

湖龍(1735c-  *湖龍の生没年が明確でない

重政(1739-

春章(1743-1792)(50) *画師冠字類考

文調(1748c-1768-1773-1790s)

〇春章(しゅんしょう)/著画作目録

1770(明和七)絵本舞台扇, K, 1, 歌舞伎, 勝川/春章 

(雁註)27歳、最初の著画作とは思えないほど、描写が勝れている。

1771(明和八)百慕々語, K, 1, 艶本, 亀頭斎/先生 作

明和末 姿名鏡, K, 1, 艶本, 勝川/春章 画,

1772(安永元)鹿の子餅, K, 1, 咄本, 山風( 白鯉館/卯雲/一世 ) 作

1773(安永二)絵本伊勢物語, K, 1, 勝川/春章

1773(安永二)さしまくら, K, 1, 咄本, 鮹壺庵 作

1774(安永三序)百人一首あつま織, K, 1, 絵本, 渡辺/寛 編

1774c(安永三頃)豆談語, K, 1, 咄本, 勝川/春章 画,

1775(安永四)甲駅新話, K, 1, 洒落本, 風鈴山人( 大田/南畝 ) 作

1775(安永四)当世女風俗通, K, 1, 洒落本, 金錦先生( 朋誠堂/喜三二/一世 ) 作

1776(安永五)青楼美人合姿鏡, K, 1, 絵本, 勝川/春章

1778(安永七)絵本威武貴山, K, 1, 勝川/春章

1778(安永七)腹受想, K, 1, 艶本, 勝川/春章

1778(安永七)夢中の印噺, K, 1, 黄表紙, 勝川/春章 画,

1779(安永八)縁本雄雌会頓理, K, 1, 艶本, 勝川/春章 画,

1779(安永八)南客先生文集, K, 1, 洒落本, 南楼坊/路銭( 大田/南畝 ) 作

1780(安永九序)役者夏の富士, K, 1, 演劇 絵本, 市場/通笑 作

安永年間 色道三津伝, K, 1, 艶本, 勝川/春章 画,

安永年間 粋町甲閨, K, 1, 洒落本, 山手の馬鹿人( 大田/南畝 ) 作,

安永年間 道中粋語録, K, 1, 洒落本, 山の手の馬鹿人( 大田/南畝 ) 作

1783(天明三)怪談百鬼図会, K, 1, 絵本, 勝川/春章

1783(天明三)両節吟, K, 1, 俳諧, 沾蘭( 南部/利正 ) 編

1784(天明四)千草結色葉八卦, K, 1, 演劇, 勝川/春章

1785(天明五)会本色好乃人式, K, 1, 艶本, 勝川/春章

1786(天明六)画本宝能縷, K, 1, 勝川/春章

1787(天明七)絵本栄家大我怡, K, 1, 艶本, 勝川/春章

1787(天明七)絵本千代の友, K, 1, 勝川/春章

1787(天明七自序)絵本義経一代実記, K, 1, 勝川/春章

1788(天明八)絵本拝開夜婦子取, K, 1, 艶本, 勝川/春章

1789(天明九)三十六歌仙, K, 5, 和歌 絵画, 勝川/春章

1790(寛政二)絵本接穂農花, K, 1, 勝川/春章

1791(寛政三)艶保夢志知婦集, K, 1, 艶本, 勝川/春章

1792(寛政四)浮世糸具佐, K, 1, 艶本, 勝川/春章 画,

1794(寛政六)顔見世舞台錦, K, 1, 勝川/春章

1795(寛政七序)絵本松の調, K, 1, 勝川/春章

1795c(寛政七頃)股庫惣志春情抄, K, 1, 艶本, 勝川/春章 作・画

(刊年不明)

会本新玉門発気, K, 1, 艶本, 勝川/春章

笑本魂胆枕, K, 1, 艶本, 勝川/春章

笑本契夜の齢, K, 1, 艶本, 勝川/春章

笑本花濃詞, K, 1, 艶本, 勝川/春章 画,

会本美図の三巻, K, 1, 艶本, 勝川/春章

小野手枕徒字尽, K, 1, 艶本, 勝川/春章

崖下花鳥図, N, 0, 絵画, 春章 画,

狂歌三十六歌仙, N, 0, 狂歌, 勝川/春章

芸子座敷狂言, N, 0, 絵画, 勝川/春章

春章画帖, K, 1, 絵画, 勝川/春章

春色三津の朝, K, 1, 艶本, 勝川/春章

番枕陸の緑, K, 1, 艶本, 勝川/春章

武者鑑, K, 2, 絵画, 北尾/重政

笑双紙, K, 1, 咄本, 勝川/春章 画, 

(雁註)著作目録を見ると、明和七/舞台扇を初めてとして精力的に画作を刊行している。

文調は、春章より年長であろうが、著作は少ない。春章は、圧倒的な数量を誇っている。特に艶本も傑作が多い。

 

何か御気付きの方は御教示ねがいます。

酒井 雁高(がんこう) 学芸員 curator
浮世絵・酒井好古堂   [HP: ukiyo-e.co.jp]
[浮世絵学]文化藝術懇話会    浮世絵鑑定家
100-0006東京都千代田区有楽町1-2-14
電話03-3591-4678 

 



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